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「箕輪城跡」詳細レポート(群馬・箕郷町)

群馬県高崎市箕郷町にある「箕輪城跡(みのわじょうあと)」についてまとめています!


箕輪城跡 情報 【タブをクリック↓】
箕輪城跡

「箕輪城跡」-みのわじょうあと-
住所:〒370-3105
   群馬県高崎市箕郷町西明屋
駐車場:史跡箕輪城跡駐車場(大型可)
    ※かなり広めで停められる台数も多い。

【箕輪城とは?】
榛名山の東南麓(とうなんろく)に広がる独立丘陵上(どくりつきゅうりょうじょう)の中心に位置し、「御前曲輪(ごぜんぐるわ)」「本丸」「二の丸」「郭馬出(かくうまだし)」という尾根上の曲輪を城の中心軸として線対称的に多くの曲輪を丘陵上に配置しています。

「新曲輪(しんぐるわ)」「内宿(うちじゅく)」などの平城部(ひらじろぶ)を一部含んでいる平山城となっています。

城の西側を流れる「榛名白川(はるなしらかわ)」や城の南側に存在した「椿名沼(つばきなぬま)」と呼ばれる湿地帯など自然を巧みに利用した構造として知られています。

西暦1500年前後に長野氏によって築城され、約5年間ほどに渡って武田信玄などの武将に攻められましたが、永禄9年(1566年)に武田信玄に落とされるまで難攻不落を誇っていたと云われています。

引用:箕輪城跡パンフレットより抜粋

箕輪城跡は、群馬県の箕郷町にあるお城跡となっています。
広い敷地内に復元された「石垣」や「郭馬出西虎口門(かくうまだしにしこぐちもん)」などがあります。

何もない場所も多いのですが、かなり深く掘られた立派な「空掘」だったり…
「井戸のような跡」や「石碑」だったり。
とても素敵なものがたくさんありました!!

私たちが行った時は工事中で入れない場所も多かったのですが、興味深い場所ばかりで “当時を想像しながら歩くことが出来た” ので楽しかったです(*´Д`*)

箕輪城の歴史については、とても詳しいサイトがありました↓

箕輪城跡の地図看板
トイレ情報

①史跡箕輪城跡駐車場内にあり
②二の丸近くにバイオトイレあり
③御前曲輪近くにバイオトイレあり

トイレは「駐車場内」にありますが、「二の丸」と「御前曲輪」の近くにバイオトイレというトイレが設置されています!
☆バイオトイレは、中におがくずとかが入ってて、微生物が分解してくれるタイプのトイレらしい。

地図の看板は、「二の丸の近く」にあります。
駐車場から搦手馬出(からめてうまだし)のところら辺を登って行って、二の丸付近に行った感じの場所です!

箕輪城跡のパンフレットは、高崎市のHPからダウンロードできます↓

駐車場は「史跡箕輪城跡駐車場」という場所で、かなり広々とした駐車場でした!
トイレも駐車場内にあります。

駐車場から看板を頼りに登っていくと、箕輪城跡へ行くことが出来ます。
結構広いので、歩きやすい靴で行った方がいいかもです。

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「箕輪城跡」ハイキングレポートまとめ(2019年3月1日)

箕輪城跡

「箕輪城」を実際に歩いた様子を、画像と共にまとめていきます!

ココはあまり写真を撮っていなかったので、他の記事に比べるとボリュームが少なめですが…
行かれる時の参考や一緒に行った気分になって頂けたら嬉しいです。


二の丸

私たちは、駐車場から看板を頼りに少し坂を登って、まず「二の丸(にのまる)」に行きました!
写真は撮ってなかったです…

二の丸には特に何かがあったわけではないですが、近くにある空掘(幅30~40m、深さ10m)などを見ることが出来ました。
とても立派な空堀でかなりの深さがありましたが、当時はこの “2倍程度の深さ” はあったとパンフレットに書かれていたので本当に凄いです!!

重機とかもない中で、人の手一つで掘られた空堀は本当に素晴らしく眺めているだけで惚れ惚れしてしまいます。

自分が最近山に登るからわかるのですが、これだけの深さの場所を下りて登るというのはなかなかに大変です。
しかも、トレッキングシューズとかない中で、重たい甲冑をつけて登るのですから昔の人はホント凄いです!!


本丸

二の丸を見た後は右手に向かって、「本丸(ほんまる)」を見に行きました。
本丸のあった場所には看板があるだけなのですが、かなり広大な土地にお城が建てられていたことを想像できます!

芝の広がるとても綺麗な場所で周囲には木が生えているため、空からでもなければ簡単に中を見ることはできなかったんだろうなというような見た目になっています。
家を垣根で囲うように、お城の周りを木が覆っています!

そのままさらっと見てしまうと、なんてことない空き地なのですが…
山に登って木を切って、整地をして大きなお城を建てるという作業工程を想像するだけでもかなり凄いです。

実際に残っていたり復元されているお城を見に行くと、建物の配置も内装も色々と工夫があって素敵だなと思いながら眺めてしまうことが多いです。
夏場でも風が通り抜ける涼しい造りのものとか、見つかりにくい感じになっているものとか。

箕輪城は建物がない分、資料とかを見ながら「こうかな?」と想像が出来るので面白かったです。

意味を知りながら、昔の人が作ったものを見ていくのは本当に面白いものです。
私は、そういうのが大好きです!!


御前曲輪

本丸を見た後は、本丸よりさらに奥にある「御前曲輪(ごぜんぐるわ)」へ。
御前曲輪は本丸の方よりも木が多く、日陰でとても涼し気な場所でした!

入ってすぐの場所にバイオトイレがあり、まっすぐ進むと石碑があります。
左手へ進めば、まだ別の石碑があり説明書きなどもあって面白いです。

確か、井戸を埋め立てたような場所があって、この場所から色々なものが出土した的な看板があったはず。
大切なものを敵に取られてしまわないように誰かがココへ隠したのかもしれないと思いながら、妄想していました!


郭馬出西虎口門

郭馬出西虎口門

平成14年の発掘調査によって、郭馬出西側の出入口(虎口)部分で井伊氏時代(16世紀末)の城門の柱の礎石(そせき)が8石確認されました。

これらの礎石がすべて残っていた好条件を加えて、各地に現存している近世初期の城門を参考にして、門の建築構造を推定できました。

この虎口は本丸への登城ルートのうち城南側から2ルートが集約される防御上、極めて重要な場所となっています。
検出された箕輪城の城門中では、最大規模(幅5.73m、奥行3.48m)を誇り、箕輪城を象徴する城門の一つであったと推定されます。

引用:郭馬出西虎口門パンフレットより

御前曲輪を見たら、本丸・二の丸の前を通って「郭馬出西虎口門(かくうまだしにしこぐちもん)」を見に行きました。
行く道の途中を工事していたので、地面は鉄板が敷いてあるところが多め。

工事地帯を過ぎて、郭馬出西虎口門へ向かう木の階段を通る時の景色がとても素敵で綺麗でした!!

 

こんな感じ。
ちょっと広いスペースになっていて、周囲が少し高くなり垣根があります。
こんな感じで覗いただろうかと、色んな場所から遠くを眺めるのが楽しかったです!

郭馬出西虎口門のある場所の周りは、空堀になっていてかなりの深さがあります。
掘りをまじまじ見ることがないので面白くてめっちゃ眺めてました。

 

土手みたいな場所の高さはこのくらいで、意外と高い。
垣根は杉のような葉っぱで面白かった!


垣根から覗いてみる…

垣根から覗くと、遠くの通路が見えます!
狙える!!

 

緩やかになっている場所もあって、全体的に芝が生えているので公園みたいな感じでしたー!

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郭馬出を観察したい!!

郭馬出西虎口門は、復元されているため綺麗な感じで建っています。
背の低めの門というような形で、独特な形をしているのが印象的です!

中央の扉は両開きで、少し段差があります。
簡単には入れないようになっているのか、見ていて凄く面白かった!

この画像の扉は、右側についてる扉です。
人が出入りするための簡単なドアのようですが、角材でガッチリとめて開かないようになっています。

面白いのが、ドアの下部分に空間がある所で。
この空間を何のために使ったのかが凄く気になります!!

 

郭馬出西虎口門の右横が登れたので、登って見てみます。
登り口の階段は、小さめの石で作られています。

登ってみると、少し低めの塀になっていて所々に小窓のような場所があります。
この窓から敵の様子を覗いたのか、それとも鉄砲や弓矢を構えて打つのか…
妄想が止まりません!!


小窓から覗いてみる

どうせなら、覗いてみたい!!
みんな覗くはずw

この場所からは、近くにある階段が見えます。
ちなみにこの階段を下りた先が次に行く場所なんですが、綺麗な石垣が見られます!

 

ちらっ

昔はもっと緊張感を持って覗くものだとは思うのですが、自分は少し楽しみながら覗いてしまいました。
ココを覗いていた人がどんな景色を見ていたのかを知れるのが楽しい…


雨落溝

郭馬出西虎口門はぐるーっと、この「雨落溝(あまおちみぞ)」で囲まれています。
文字通り雨水を流すための道として作られていたようです!

発見されたときも石造りの感じが残っていたようなので、本当にこんな感じだったんだなぁと思うと不思議です。
綺麗に作られていますね !

 

ちゃんと空堀側に流れる仕組みになっています!
スゴイです。

こういう仕組み大好きです。


三の丸付近大堀切の道

最後に見た場所がココ。
私、この場所が一番好きです!!

郭馬出西虎口門の近くにある木の階段を下りて、左手を向くとこの道です。
右手を向けば、少しですが立派な「石垣」を見ることが出来ます。

石垣は写真撮り忘れましたが、何度見ても素晴らしいです!!
畑を開拓するために自分でも石を運ぶことあるんですが、小さめの石でもかなり重くて運ぶのに一苦労します。
石垣に使うような石ならきっともっと重たいんでしょうね。
昔の人は、ぎっくり腰大丈夫だったのかな…

上の画像にある場所は、日陰で左右に木々が生い茂っています。
先に続く向こう側から光が差し込む風景がとても綺麗なんですよ!

昔、この場所が同じ風景だったかはわかりませんが、もし誰かがココを通ったとしたら。
「この木と木の隙間から出てきたかな」とか、向こう側から登る光を見て何を考えただろうと思うと不思議な気持ちになります。

Memo

上の画像にある場所をまっすぐ進むと、虎韜門(ことうもん)駐車場に出るので虎韜門の石垣なども見ることができます。
小さいですが、綺麗なのでそちらもぜひ!


余談

本当はもっと空堀を一周巡って見たりとか、色々な場所を隈なく見ておきたかった!!
この時の自分は、寝不足だったのもあるのですが今よりも体力があまりなくて全然巡れませんでした…
あと工事で見たいところが見られなかった…

写真もホントちょっとしかなかったし。
だけど楽しかったので、パンフレットを見ながら記事を書いていたら色々思い出しましたw

私は古い建物が好きです。
何もない場所でも何かがあった跡が少しでも残っている場所は大好きです!!
たくさん想像して、当時の人と知り合ったような気持ちに勝手になって行くのが好きなんです。

少しずつ、他の県のお城とか城跡とかもたくさん行ってみたいと思います。
お城を巡りつつ、歴史も知って思いを馳せられたら最高です!!

また今度行く機会があったら、追加で写真をたくさん撮ってきたいと思います。

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