目次 -mokuji-
- 簡単に「山の情報」を集める
- 最近登った人の記録を探す
- ルートや登山道の状況を確認する
- 山に行く時に使う「交通機関」を調べておく
- 天気を調べる
- 噴火情報を調べる
- 電波状況について調べる
- 山の難易度は適切かを再度確認する
- 調べた情報に合わせて荷物を調整する
- 体調管理は万全かを確認する など
私が山に登る前に「調べていること」や「準備していること」を簡単にまとめます。
山に登り始めた頃に事前調べをしていた時、私は “何を調べたらいいだろう…” と迷うことが多かったです。
どこまで調べたらいいのかなって。
この記事は、自分と同じように迷われた方の参考になったらいいなと思って書きました。
下に詳しい内容をまとめていきますので、良ければ参考にどうぞ!
- どんな山か?
- どこにあるのか?
- 難易度・危険個所は? とかとか
山に登ろうと思った時に、私たちが一番にするのは「どんな山」かを調べること。
どんな情報でもいいです。
wikiとかの情報でも。
どんな形の山で、どこにあるのか。
どういった風景が見れるのか。
そんなことを調べます。
この時点で危険な場所とかがわかったら、それも覚えておきます。
- 日付を確認
- 天気による道の状況の確認
- ルートの確認
山に登る日が決まったら、最近同じ山に登った人がいないかを調べます。
日付は「近ければ近いほどいい」です。
以前に簡単に調べて行った時があったんですが、情報がかなり古いものだったためか実際に行ったら全然様子が違っていたことがありました。
山の記録を調べる時に一番大事なのは “自分が行く日付に近く” の活動記録であることと、 “自分が行く日の条件に近いもの” です!
条件に関しては、主に「天気」とかの影響によって変わる地面の様子を知る為。
雪がある時とそうでない時の違いなどが分かるといい感じ!
②ヤマレコ(実際の様子がわかる)
③市や県が運営するサイト内の山の紹介
④個人ブログ など
ルートや登山道の状況確認には、「YAMAP」や「ヤマレコ」が使いやすいです。
道の状況などの写真がたくさん貼ってある活動記録があれば凄く参考になるので、そういうのを見つけられると一番最高かも。
でも、写真は少ないことも多いので、“危険個所の場所の様子・登山道入り口” や登山道内にある “目印” などがわかればいいのかなと思います。
有名な観光場所とかになっていると、市や県が運営するサイトに情報があることもあって便利です!
トレッキング用のマップが掲載されていることもあります。
あとは、個人のブログなどで登山道の様子などを紹介しているサイトもあるので、そういうのも凄く参考になります。
ただ、日付が古いこともあるので、そのあたりだけ注意!
ルートについては、山によって「~ルート」みたいなのがたくさんあります。
転んでも危なくないくらい簡単なルートもあれば、断崖絶壁の険しいルートも…
山登りに慣れていない時や体力があまりない時、前日の天気が悪かった時などはあまり難しいルートは使わずに登るのがいいかもしれません。
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- 車 or バイク
- 電車
- バス
- タクシー
- 自転車 など
山に向かう為に、どの交通機関を利用するのかも考えておくと安心です。
自家用車で行くのか、レンタカーなのか。
電車やバスなどの公共交通機関を使うのか…
公共交通機関であれば、乗り換えなどの確認とバス停やそこからどう歩くのかとかの確認も大切。
私は迷いやすいので、電車とかバスはちゃんと調べてからいつも乗るようにしてますw
時間とかもあるし。
車やバイクなどで向かう場合には、「駐車場の場所」なども調べておくと楽!
私たちは、実際に行ってからどこが駐車場だかわからなくて探すこともたまにあったので、駐車場の場所などは正確に覚えておくといいかもしれません。
我が家は、いつも駐車場にナビ設定して行く感じ。
今のところは、スマホアプリの「Googleマップ」を使ってます。
あと、全然関係ないけど…・・・個人的に重要なのは「トイレ」
トイレのありなしは、凄く大事です!!
駐車場にトイレがあるかないかで、事前にどこかで済ませてから行くかが変わってくるので “トイレチェック” がめっちゃ重要・・・
- 晴れか曇りか?
- 雪の状況は?
- 雷はないか?
- 雨の予報はないか?
- 風速はどのくらいか?
- 気温はどの程度か?
天気予報は、山登りの事前調べでかなり重要なものの一つです!
その辺に買い物に行くくらいなら気にしませんが、山に行くとなれば話は別。
山の天気は変わりやすいと云われる様に、本当にコロコロと変わってしまいます。
今は天気予報である程度の天気は予想できる便利な時代ですので、しっかり確認してから行くのがおすすめ!!
天気予報はテレビでもネットでも見ることが出来ます。
ネットで「登る山の場所(地名など) 天気」で検索するとその場所の天気が見れる。
※「登る山の場所」には、自分の行く山の県名や市の名前などを入れて検索!
意外と天気や温度も変わっていることが多いので、一度確認したからと安心せずに何度も確認するのがいいかもです。
私は、行こうかなって思った時にざっくりと一度見て、あとは「行く数日前・前日」とか3回くらいは最低でも見るようにしてます。
気になってしまってw
冬になると雪の状況が気になります。
雪が積もっていれば、装備も変わってくるので雪の情報は凄く重要。
YAMAPなどに投稿されている活動日記を参考にしながら、地面の状況と自分の装備をしっかり確認してから向かうようにしようと思ってます。
私たちはまだ雪山装備がないので、雪山登山はやってません。
でも、今年の冬は氷瀑とか見に行きたいので、防寒装備とアイゼンとか必要なものを準備したら行きたいなと思います。
この項目は、また後で追記しますね。
私が山に登る時は、「雨」ではないかを絶対に確認します。
雨だと地面が滑りやすくて危ないばかりか、視界も見づらくて危ないからです。
特に自分たちは、結構山には行ったけどそこまで山に関して熟知しているわけではないので少しでも危ない可能性がある雨の場合には行かないと決めています。
※どんなに行きたくてもこれだけは守っています。
そして、雨の次に警戒しているのが「雷」
正直、雷が一番怖いです。
自宅で雷の音を聞くのも怖いものですが、山での雷は命に係わります。
山にいる時に、もし雨が降ってきたら・・・
とっさに木の下で雨宿りをしようと思うかもしれない。
私も思っていました。
でも、木にも雷は落ちます。
雷の効果範囲は、木の場合には「2m弱くらい」あるので、木の周辺にいる場合には “2m以上は離れている必要がある” と云われています。
ちなみに、電柱などの場合には、4m以上離れているといいらしいですが、やはり一番安全なのは建物の中だそうです。
木が生い茂ってしまっている山の中で、2m以上離れることは難しいことも多いです。
そんな時に使うのが「あずまや」と呼ばれる雷避難用の建物ですが、ちょうど雷が鳴った時に近くにあるとも限りません。
雷の予報がある時には、山に行く予定は中止する方が最善だと私は思います。
<参考>
◇雷から身を守るには-気象庁HP
1.6~3.3m/s:ちょっとわかる。(植物が揺れる)
3.4~5.4m/s:木の葉っぱが止まらずに動く。
5.5~7.9m/s:地面にある枝などを動かせるくらい。
8.0~10m/s:木が全体的に揺れる。
10~15m/s:めっちゃ激しく揺れる風。(台風っぽい)
15~20m/s:立ち尽くせないほどの強い風。(凄まじい台風っぽい)
20~25m/s:車の運転が出来ないくらい強い。(ひきこもりたい台風)
25~30m/s:ブロック塀などが壊れるくらい強い風。(超やばい台風)
私は風速を見る習慣は元々なかったのですが、畑をいじったり山に登るようになってから気をつけるようになりました!
街で感じる風と山で感じる風は、結構違います。
一度、下の方では穏やかな風だったのに、山の上に来た途端に突風に変わって凄く怖かったことがあります。
山に登り始めたばかりだったこともあり、風の音が凄く怖くて飛ばされるのではないかとホント思いました…
☆ちなみに、3月頃の榛名山の烏帽子ヶ岳・・・
そんな感じで、プチ怖い体験をしたので登山する前は、風速も少し確認してます。
でも、雷よりは簡単にというか…
「あぁこんなもんかー」って感じで見る程度ですw
尋常じゃなく強い風だったら、たぶん雨とかも凄いと思うので行かないかな。
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山は、噴火などを繰り返して積みあがったものですが、未だに火山活動が活発な「活火山」というものも多いです。
ニュースなどでもよく見ますね。
群馬で言うと、浅間山や白根山が有名かなぁ。
最近では焼岳とかもちょっと危ないとか聞きました。
白根も行ってみたいけど、ちょっと怖い。
噴火情報を天気予報みたいに調べる手立てはないものかと少し調べたのですが、気象庁のHPくらいしかなかったです。
アプリとかであったら便利ですよね。
難しそうだけど、地震速報みたいな感じなのが欲しい…
もしかしたら有名どころだけかもしれないけど、気象庁のHPで噴火速報みたいなのが少し見れるので活火山に行かれる場合には参考になるかもですよー↓
<参考>
◇噴火情報-気象庁HP
「山」と聞くと「電波ない(圏外)」ってイメージがある人も多いのではないかなと思います。
私は、おばあちゃん家が結構な山の方の田舎で、電波が立ったり立たなかったりすることが多かったので、山と言えば電波がつながらないというイメージが強かったです!
でも、実際に山に登ることになって事前調べをしていると、夫が電波状況まで調べてくれていました。
その時に初めて、電波の繋がる山があるんだって思ったw
一緒になって見てみると、ネットで検索すれば簡単に電波状況が確認できました。
私のスマホは「ドコモ回線」を使っているので、ドコモの公式サイト内で確認可能です!
電波のあるなしは、何かあった場合に連絡が出来る出来ないが決まってくる大事な部分なので、私たちは出来るだけ電波のある山を選んで登るようにしています。
参考にどうぞ↓
<参考>
◇サービスエリアマップ検索-ドコモ
◇サービスエリアマップ検索-au
◇サービスエリアマップ検索-ソフトバンク
山の難易度は、解説しているサイトがいくつもあるのですが、人によっては「簡単」って言ったり…
逆に「難しい」って言ったりでわかりづらいことが多いです。
難しくて危ないと言われている山でも、意外と初心者用のルートがあるという話を聞いたりもして調べるとどんどんわからなくなってしまう。
そんな時に私たちが参考にしているのが、県が出している「山のグレーディング一覧」とYoutube・YAMAPなどで投稿されている実際に行った人が残してくれた情報です。
山のグレーディング一覧を公開しているのは、現在のところ「群馬・長野・山梨・静岡・新潟・岐阜」の6県のみ。
状況はその調査をした段階のものなので、年数が立てば変わる部分もあるかと思いますが大まかな参考として凄く助かっています!!
<参考>
◇山のグレーディング-群馬県
◇山のグレーディング-長野県
◇山のグレーディング-山梨県
◇山のグレーディング-静岡県
◇山のグレーディング-新潟県
◇山のグレーディング-岐阜県
山のグレーディング一覧でざっと山の難易度を見たら、実際に行っている人がいないか「Youtube」や「YAMAP」などで検索して最新の情報を漁ります。
Youtubeは、動画で見ることが出来るのであまりカットせずに流してくれる動画だと、道の流れとかを知るのにわかりやすいです。
でも、有名な場所以外の場所だと動画を投稿している方も少ないので情報が少ないことも多め。
私はあんまりカメラがぶれる動画だと酔うので、あんまり見てないw
YAMAPは、ルートを知る為に「軌跡」を見たり、「タイム・危険個所」などを知るのに重宝しています。
写真を撮っている枚数の少ない方でも、危険個所(鎖場)などの写真は撮っている方も多いので参考になります。
私たちは、ゆっくりだらだら写真を撮りながら歩くので、普通の方がどのくらいで行ってきているかを見て、大体その倍くらいはかかるなと計算して登山計画をするのでタイムもよく見てます。
山の情報なんかを色々調べ終わったら、状況に応じて荷物を準備しておきます。
夏だけど標高の高い山に行く時とかには、上着を準備しておこうとか。
食料や水分はどのくらい持って行こうかとか。
今やっているのはそのくらいです。
荷物整理とか、ザックのものの詰め方とかは結構難しくて・・・
詰め方によって重さが偏ったりして歩きづらかったりもするので、私もまだまだ研究中です。
☆トレッキングポールの配置とバランスが面倒…
もし、「自分はこうやっているよ!」っていう方法とかあったら、ぜひぜひコメント欄で教えてください!
山に行く時に忘れ物をすることはほとんどないのですが、「クマ鈴」だけは絶対忘れないように気をつけています。
クマ鈴を持っていたからって襲われないとは限りませんが、音がすれば自分がクマなら近づいたりしないです。人間怖い。
我が家はいつも2人で登っていて、いつも絶え間なくしゃべっているので「自分たちの声」と「鈴の音」でクマに伝わったらいいなと思いながら山を歩いています。
人通りの多い観光地のような山の中ではつけることも少ないですが、人の少ない山とかクマ注意の看板がああれば必ずつけるようにしてます。
街中に出たら外したりして調整してる。
いい音で、歩くのが楽しくなっちゃいます
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- 風邪気味ではないですか?
- お酒を飲み過ぎてないですか?
- 寝不足じゃないですか?
「体調管理」は一番大切な部分です!
体調が悪い日といい日では「頭の回転」も違いますし、“うっかりミス” も多くなります。
普段であれば多少うっかりでも大丈夫な部分も、山でとなると命に係わることも多くなります。
けして、軽視せずに体調管理は万全な状態で行くのがいいかと思います。
私も山に行くのが「楽しみ過ぎてちょっと寝不足で…」ということも何度かはありました。
でも、やはり寝不足で向かうと寝不足ではない時に比べて危ないことは多いです。
☆楽しみなことがあると遅寝で早起きタイプ…
ぼーっとするし、自分は普段もうっかりが多いのでより危ない。
なので、前日はなるべく早寝をして、次の日に最大限に山を楽しめるようにと務めています!
そして少しでも不安だなと感じた場合には、どんなに行きたくても山に行くのは諦めます。
何かあったら、もう二度と行けないので。
それに、せっかく素敵な場所に行くのに中途半端な体調で行って、見逃しがあるのもなんだか悔しいです。
どうせなら万全の態勢で、一つも見逃さないくらいその場を堪能して帰ってきたいといつも思いながら準備をしています。
私が登山を始める前に「登山」というものに持っていたイメージは、「怖い・危ない」でした。
一番に思い付いたのは、よく聞くことが多かったクマについての恐怖。
次に思いついたのが、火山の噴火などの自然災害。
どちらも主にテレビの影響です。
でも、実際に山に登るようになって、自分でも色々調べて準備をしてから行くようになったからは怖いという気持ちは少し減りました。
今は楽しいの方が勝ってます!!
生きていれば、思いがけず危ないことや怖いことに遭うこともあります。
もしかしたら明日、交通事故で自分の人生は唐突に終わるのかもしれない。
だけど、そんな途方もない “いつか” を考えて、本当だったら見つかるはずだった楽しいことや素敵なことを見逃してしまうのはもったいないことだと私は思います。
私には、子供の頃から怖いことがたくさんあります。
怖くて怖くて・・・どうしたらいいかわからないから、やめてきたことや諦めたことがたくさん。
器用ではないので、生きていく上で苦手なことも不安なこともいっぱいです。
でもだからこそ、少しでも楽しい時間を作る為に「前準備・下準備」はしっかりしていきたい!!
準備が出来ていれば怖いことは減るし、何かがあった時に動ける可能性も増える気がするので。
自分と同じように登山を楽しんでいる方々が、少しでも安全に楽しく登山できたらいいなという気持ちでこのページをまとめました!
足りない部分も多いと思うので、「こういうの大事だよ」ということあったら教えて頂けると凄く嬉しいです!!
山登りは面白くて、凄く素敵な体験だと思います。
なので、めいっぱい楽しめるようにこれからも前準備はしっかりやっていきたいです。
YAMAPの昔のサイトに「登山の心得と装備のチェックリスト」というものがあって、これも凄くわかりやすいのでリンクを貼っておきます↓
<参考>
◇登山の心得と装備のチェックリスト
※スマホだとURLを押すとダウンロードしちゃうかもなので注意!